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16日朝早く、大阪府吹田市の交番で26歳の男性巡査が男に包丁で刺されて重傷を負いました。刺した男は巡査の拳銃を奪って今も逃走しています。警察は周辺の住民らに警戒を呼び掛けているということです。現場の交番の近くから報告です。 （関灘春菜記者報告） 事件の発生から6時間以上が経ちました。ブルーシートで覆われた所に現場となった交番があります。交番には当初3人の警察官がいましたが、事件の直前に「空き巣に遭った」と男の声で110番通報があったことから、うち2人が現場に駆け付けていて残った1人が襲われたということです。「空き巣に遭った」という通報があった住宅に住む人は「被害はない、通報もしていない」と話していて、警察は交番を襲った犯人が嘘の通報をしたとみて調べています。辺りは閑静な住宅街として知られている場所ですが、現場の周りでは多くの警察官が捜査と警戒を続けていて、普段とはすっかり様変わりしています。吹田市は16日に予定していた父の日イベントなどの行事をすべて中止し、図書館や公民館といった公共施設も休日急病診療所を除いてすべて閉館にすることを決めました。また、近くのスーパーやコンビニエンスストアのなかにも臨時休業をしているところがありますが、駅前とあって現場近くの人通りは絶えません。不安そうに様子をうかがう住民も多くいました。 近所の人：「おおかた五十何年、住んで初めて。もう外に出ないようにって。スーパーも閉まってるんじゃないか」「怖いから出たくないけど、出掛ける」 警察は近くの住民にできるだけ外出を控えること、家の鍵を確実に閉めること、そして不審な人物を見掛けたら110番通報することを呼び掛けています。
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